Peter Gabrielがワールドミュージックを世界中に広めるべく設立した
レコードレーベル「リアル・ワールド」からのリリースで、
Peter Gabrielの「PASSION」と「PASSION SOURCES」を別にすると
実質リアルワールドからの第一弾リリースとなるアルバムです。

個人的な事を書くと、私はこのアルバムで初めてヌスラットの音楽に
触れました。
最初の印象は「なんじゃこりゃ〜ぁ!?」と摩訶不思議な音楽に、ただただ
驚くばかりでしたが、曲を聴き進めるうちに、ぐいぐいヌスラットの音楽の
虜になってしまいました。

リアルワールド・リリース第二弾は、マイケル・ブルック等と組んだ
異色作「マスト・マスト」
4曲目の「THE GAME」と7曲目の「FAULT LINES」ではPeter Gabrielも
「drum program」として参加しています。

リアルワールドからリリースされたヌスラットのCDは賛否両論分かれそうな
気がしますが、私は西洋音楽とカッワーリーの融合を目指す、その精神には
敬意を持ちつつも、無理矢理な感じがどうしても拭えません。
それは、フランスのオコラレーベルからリリースされたライヴ盤を聴くと
より一層、純粋なカッワーリーの良さと言うものが分かるのではないかと
思います。

アルバム・タイトル「SHAHBAAZ」(シャーバズ)
全4曲収録。

リアルワールドからのリリースでありながら一転して
このアルバムでは純粋なカッワーリーを演奏しています。

マイケル・ブルック等と組んだアルバムも実験的な面白さが有りますが
やはりカッワーリーは、このような本場の楽器を使ったものの方が
良いですね。







































































ビクターから国内盤でリリースされた「法悦のカッワーリー1」
どちらかと言うと、この「法悦のカッワーリー」シリーズは
「1」よりも「2」の方が聴きやすく感じる曲が入っている気がします。

ヌスラット初心者は「法悦のカッワーリー2」を先に聴いてから
「同1」のCDを聴く事をお勧めします。

ビクターの民族音楽シリーズは、再発売があったため、
「法悦のカッワーリー1」と「同2」では、ジャケットの
レイアウトが大幅に違っています。

ビクターから国内盤でリリースされた「法悦のカッワーリー2」
1曲目の「アッラー・フー」や3曲目の「ハック・アリー・アリー」などは
初めてヌスラットの音楽を聴く人でも、すんなり世界に入っていける名曲。
このCDは1枚に4曲収録ですが、入門者の方には聴きやすい収録時間と
言えるかも知れませんが、ヌスラットの音楽にハマっている人には
1曲あたりの演奏時間が短いのが惜しいところです。

ビクターの民族音楽シリーズは、再発売があったため、
「法悦のカッワーリー1」と「同2」では、ジャケットの
レイアウトが大幅に違っています。

ヌスラットのカッワーリー音楽を収録したCDとしては
最高峰の位置付けになるのではないかと思っている
オコラレーベルからのリリース作品
「イン・コンサート・パリ・VOL1」です。

カッワーリーはライヴでその本領を発揮するものだと思ってますが
ヌスラットが他界した今は、このようにCDでしか聴けなくなってしまったのが
やはり残念です。

とは言え、このCDで聴く演奏は素晴らしいです。
リアルワールドを別にすると、ヌスラットが世界に注目されるきっかけは
やはりこのオコラレーベルからリリースされた、パリでのライヴ
VOL1〜VOL5ではないでしょうか。

フランスのオコラレーベルは凄すぎます!
パリでのライヴCDの第二弾としてリリースされた
「イン・コンサート・パリ・VOL2」です。

オコラレーベルのパリでのライヴCDは時間的制約に
とらわれずに演奏しているためでしょうか。
実にのびのびとした演奏を聴かせてくれます。

一瞬、目(耳?)を疑う、怒涛のCD3枚組
「イン・コンサート・パリ・VOL3〜5」です。
3枚組でありながら収録曲数8曲です。

1曲を30分以上かけて演奏していたりするので
CD3枚のトータルタイムは「202分41秒」と言う
驚愕の収録時間となっております。

特に、最後に収録されている「ハック・アリー・アリー」は
この盤で聴くのが最も演奏とヴォーカルの質が高いのではないでしょうか。




































































































































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